皆さんこんにちは!
バイオシャークスタッフの石塚です。
人の全体重の60~70%が水分で占められていると言われていますが、
その3分の2は細胞の中に存在し、残りの3分の1は血液や間質液として細胞の外に存在しています。
喉の渇きを感じるのは、全体重の2%の水分を失うことで表れるそうですが、
症状の出方は脱水の程度によって異なります。
特に高齢者ともなると、年齢による影響が大きくなってきますので、注意が必要です!
これから気温も湿度もどんどん上がる夏を迎えます。
脱水症は特に高齢者の方がなりやすいので、より一層の脱水対策を意識して
行なう必要があります。
今回はどういった原因があり、どう対策していかなければならないかをご紹介します!

体内の水分量の減少
加齢によって筋肉量が低下すると、筋肉に蓄える水分量も減ってしまいますので、
脱水症を引き起こしてしまう場合があります。
腎臓機能の低下
加齢によって腎臓機能が低下すると、体内に必要な水分や電解質を溜めこむ力が
弱まってしまいます。
その結果、体内の水分量を調節することが出来ず、バランスが崩れて脱水症状に…
のどの渇きを感じにくい
加齢による感覚神経の低下によって、水分を摂るタイミングや間隔がずれてしまうと、
結果として摂取する水分量が少なくなるので、脱水症になるリスクが高まります。
さらに認知症ともなると、飲んだかどうかを忘れて水分を摂らないままなんてことも…
飲み薬の影響
血圧を下げる薬など、飲まれている薬によっては利尿作用があったりしますので、
排尿量が多くて体内の水分量が足りなくなった時に脱水症を引き起こす可能性があります。
脱水症の予防方法とは?!
1日に必要な水分摂取量を把握する
高齢者の場合は、体重1kgあたり約40mlと言われています。
仮に体重が60kgある方だと、60kg×40ml=2.4Lの水分を摂取する必要がある
ことになります!(あくまで目安です)
食事の際に食べ物から摂れる水分もあるので、全てを飲み物で摂取する必要はありません。
また、体調不良の日や運動した日は、排尿が多いかと思われますので、
いつもより多くの水分摂取をおすすめします。
部屋の温度や湿度を最適に保つ
冬場だとストーブやエアコンで温度調整したり、乾燥もするので加湿器を利用して
温度と湿度を最適に保っていらっしゃるかと思います。
夏場も一緒で、部屋の中が暖かくなり過ぎないようにエアコンや扇風機で
調整しつつ、湿度も高くならないように除湿器を利用して調節しましょう。
時間を決めて必ず水分補給!
朝起きた時、お風呂に入る前と後、夜寝る前など、時間を決めて必ず水分補給を
行なうよう心掛けましょう!
気付かないうちに脱水症状を起こす可能性がありますので、もし時間になっても
水分補給されていなかったら、ぜひ声掛けしてくださいね。
合間にゼリーや水ようかん、フルーツなどの水分を多く含む食べ物を食べるのも
良い水分の摂り方かもしれませんね!