健康豆知識

10秒間片脚立ちは出来ますか?

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皆さんこんにちは!
バイオシャークスタッフの石塚です。

目を開いて前を向き、両手を下ろして片脚立ちした状態を10秒間キープできますか?
姿勢を保てない方は10秒間キープできる方に比べて、死亡リスクが2倍近くなるという研究結果が!!

バランス能力の大切さ

有酸素運動・筋力・柔軟性は加齢とともに低下していきますが、バランス能力は60歳頃までは
維持、その後、急速に低下していく
と示唆されています。

健康診断ではバランス能力を評価する方法が無いので、バランス能力が低くなっているか
どうかの判断がつきづらいですよね。

ブラジルの研究所(CLINIMEX Exercise)では、安定した歩行が可能な51歳~75歳の男女1702人
を対象に10秒間片脚立ちの可・不可を確認しつつ、約11年間の死亡有無を確認する研究が
行なわれました。

片脚立ちが出来た人に比べて出来なかった人は、「高齢」や「健康不良」の割合が多く、
年齢、性別、BMI、併存疾患を考慮して分析したところ、1.84倍の死亡リスクがあったとの事
でした。

なぜ10秒間片脚立ちが上記と関係するのかについては、さらなる研究が必要との事ですが、
中高年以降の方々にとって10秒間片脚立ちは、バランス能力があるかどうかを判断するのに
シンプルかつ簡単に行なえる方法として有効なのかもしれません。

片脚立ち

研究で行なわれた片脚立ちの仕方

  1. 裸足になり、右脚または左脚を上げ、その足の甲をもう片方の脚のふくらはぎにくっつける
  2. 腕はひじを伸ばして体に沿って下ろし、視線は目の高さで2メートル先を見る
  3. そのまま10秒間その姿勢を維持する

※10秒以内に上げていた脚を下ろしてしまった場合には、3回までやり直してOk!

大変興味深い研究でしたね。
60歳頃から急速にバランス能力が低下すると示唆されておりますので、中高年以降で気になる方は、
現在の健康状態を確認するために、10秒間片脚立ちにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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