健康豆知識

ヒートショックに注意!

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皆さんこんにちは!
バイオシャークスタッフの石塚です。

2月に入って寒さが一段と増し、家の中ではリビングは暖かくて暖房が届かない部屋は寒い…
外に出なくても寒暖差を感じやすい今日この頃です。

暖かい部屋から寒い部屋に移動すると温度の急激な変化によって血圧が急上昇し、
高齢者や血圧の高い人にとっては脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などに繋がります。
このことによって起きる健康被害のことをヒートショックと言います!

今回はヒートショックがなぜ危険なのか、ヒートショックが起こりやすいのは
どういう時なのか、お話させていただきます。

■ヒートショックの危険性

私たちの血圧は常に一定であるわけではなく、一日のうちでも変動があります。
多くの人は朝の血圧は低めで昼にかけて上昇していき、夕方から夜には徐々に低くなっていきます。
また、夏は低く、冬は高くなるという季節変動もあります。

冬は気温が下がるので、体温を保持しようと交感神経が働いて血管が収縮する為、
血圧は上がってしまうのです。
この様に絶えず変動している血圧ですが、最も危険なのが急激な温度変化です。

ヒートショック

■ヒートショックが起こりやすいのは「入浴時」

ヒートショックは、特に冬季の入浴時に起こりやすい事が知られています。
暖まっていない脱衣場や浴室では室温が極端に低くなりがちで、こうした中で衣服を脱ぐと、
急激に体表面から体温が奪われて血管が収縮し、血圧が急激に上がります。

暖かい湯船に入れば、今度は血管が拡張して血圧が急激に下がります。
この様な入浴に伴う温度差が血圧を大きく上下させる為、失神や心筋梗塞、脳梗塞が起こり、
その結果として湯船で溺れ、命を落とす事もあるのです。

ヒートショック

■ヒートショック対策のポイント~入浴時~

 ≪脱衣室・浴室のポイント≫

・浴室暖房や脱衣室暖房、小型のヒーターなどで入浴前に
 あらかじめ部屋を暖めましょう

・浴室暖房乾燥機をお持ちのお宅は、浴室の扉を開けて
 浴室暖房をかければ脱衣室も暖まります
・専用の暖房がない場合は、高い位置に固定したシャワーで
 浴槽にお湯をためると浴室全体が暖まります
・温風タイプの浴室暖房は水にぬれた体にあたると寒く感じるため、
 入浴時には「弱」にするもしくは、体に直接当たらない方向へ
 風向を変えると良いです

 ≪湯温・その他のポイント≫

・給湯温度を41℃以下に設定しましょう
・気温が下がる深夜や早朝の入浴は避けましょう
浴槽に入る前に手足など体の末端からかけ湯をしてお湯に体を慣らし
 ましょう
・浴槽から上がるときは、手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がり
 ましょう
・家族と一緒に住んでいる場合は、家族にひと言かけてから入浴しましょう
・入浴前後に水分補給を行なうことも忘れずに
・入浴前後の喫煙や飲酒は避けましょう

皆さんいかがでしたか?
少しでも参考になれば幸いです。
2月は一年で最も寒くなる時期なので、寒暖差には十分気を付けて生活していきたいですね。

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