スタッフの日常

H先生の教え

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皆さんこんにちは!
バイオシャークスタッフのさいちゃんです。

時々、事務所内に虫が入り込む時があります。

虫が苦手なメンバーは悲鳴を上げながら逃げ回り、
虫がへっちゃらな私が呼び出されます。

そんな時、今でも忘れられずに思い出す、
小学六年生の担任のH先生が教えてくださった話があります。

「職員室に一年生がやってきて、
『せんせ~い、チョーク!』って言うと、
一年担任のY先生は笑顔で
『先生はチョークではありませんよ。』って言うんだよ。」

話を聞いていた私たち六年生は、一瞬きょとんとして大笑いしました。

先生はチョークではありませんよって、当たり前でしょ~!
Y先生なに言ってんの~!

「一年生がもじもじしていたら、
同じ一年担任のA先生がその子の耳元でなにか言ったの。」

「するとね、その子『先生、白のチョークを2本下さい。』って言えたんだ。」

「チョークを受け取った一年生がそのまま帰ろうとした時、
A先生が呼び止めて、また耳元で何か言ったの。」

「『ありがとうございました!』って元気に言ったら、
Y先生もA先生も、他の先生も皆ニコニコしてたよ。」

「全部言わなくても、なんとなく分かる事があるよね。
でも、他の人にわかってもらうためには、
正しく話さないとダメなんだよ。
君たちは六年生なんだから、間違っても
「せんせ~い、チョーク!」って言わないようにね。」

H先生が教えてくださった言葉が本当に理解できたのは、
それから十年以上経って社会人になってからでした。

おや?なにやら事務所内が騒がしくなっています。
また、虫が入り込んだようですよ。

「さいちゃ~~ん!クモ~~~~!!」

・・・・・・。

さいちゃんはクモではありませ~~~~~~ん!!!

先生
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