皆さんこんにちは!
バイオシャークスタッフの石塚です。
皆様は一過性全健忘と呼ばれる症状はご存知でしょうか?
人口10万人に対して年間5人ほどが「一過性全健忘」と呼ばれる一時的な記憶喪失を
起こしてしまうそうです。
では、具体的にどういうことなのか見ていきましょう。
ある時間内の出来事が抜けている
「一過性全健忘」(Transient Global Amnesia=TGA)とは、何の前兆もなく、
数時間~24時間程度の間の記憶がなくなってしまう記憶喪失です。
脳の記憶を司る”海馬“と言う部分に血流障害が起こるなどが原因で一時的に
機能不全を起こす症状だそうです。
詳しい原因はまだ分かっていないそうです。
一時的に発作が起きても本人の意識は明確にあるので、日常的に変わった点は
見られないそうですが、周囲の人との会話が噛み合わなくなります。
発作中の記憶は戻らない
この症状は40~80歳に発症することが多いそうです。
発作が治まって正常に戻っても発作中の出来事はまったく覚えていないので、
その後、記憶が回復することもありません。
診断と治療
発作の数日~数週間前から、精神的または身体的に疲労した状態にある人が
外部から何かの刺激を受け、その直後に発生することが多いと言われています。
「一過性全健忘」は、特別な治療を施さなくても自然に治るため、
特に治療は必要ないそうです。
それでも不安な気持ちが晴れない方もいらっしゃると思います。
身の周りの方が症状を理解して、確りと寄り添っていくことが不安感を取り除く
第一歩なのかもしれませんね。