健康豆知識

生活習慣病予防に一役!「短鎖脂肪酸」

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皆さんこんにちは!
バイオシャークスタッフの石塚です。

近年、腸の健康に効果があることで注目されている「短鎖脂肪酸」。
名前は聞いたことあっても、どういう物質で腸に対してどのような効果があるのか分からないという方は多いのではないでしょうか。

今回はそんな短鎖脂肪酸の働きと腸内環境を整える善玉菌との関係についてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

短鎖脂肪酸とは

「短鎖」とは、炭素の数によって短鎖・中鎖・長鎖に分類されます。
 ※炭素数が6以下だと短鎖、8~10だと中鎖、12以上は長鎖となります。
「脂肪酸」とは、油脂を構成する成分のひとつ。

短鎖脂肪酸は、善玉菌が食物繊維やオリゴ糖を取り入れることで作り出される代謝物で、腸内の悪玉菌の増殖を抑え、腸の働きを活発にすることで知られています。
腸で作られる代謝物は主に「酢酸」「プロピオン酸」「酪酸」があります。

酢酸

体内にある余分な脂肪を蓄える細胞が酢酸を感知し、過剰に脂肪を取り込むのをブロック!脂肪の蓄積を抑制します。
また、腸の蠕動運動を助けたり、炎症の修復を早めたりする働きもあります。

酪酸

免疫機能が過剰に反応し暴走してしまうのを抑制します。
また、大腸の粘膜上皮のエネルギー源になります。
大腸にとって酪酸は正常に機能するのに重要な代謝物ですね。

プロピオン酸

肝臓で代謝され、血液中のコレステロールを減らす働きがあります。
マウスの研究では、授乳期の母マウスにプロピオン酸を投与すると、子のアレルギー性気道炎症が抑制されたことを発見し、アレルギー疾患に対する新しい治療法の可能性があると考え、さらなる研究が進められています。

短鎖脂肪酸の増やし方

腸活

①善玉菌(ビフィズス菌)などを摂る

②ビフィズス菌のエサとなる「食物繊維」「レジスタントスターチ」「オリゴ糖」などを摂る

短鎖脂肪酸は善玉菌などの腸内細菌によって産生されますが、腸内細菌のエサとなる食物繊維の中でも特に好きなエサが「水溶性食物繊維」だそうです。
食材としては、根菜類やきのこ類、海藻類、穀類やイモ類がおすすめですよ。

短鎖脂肪酸は脂肪の蓄積を抑える効果があることから、生活習慣病の予防にも期待されているので、今後は善玉菌のエサになるレシピを1品、食卓に追加してみてはいかがでしょうか。

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