健康豆知識

焼き果物で栄養価・味がアップする!?

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皆さんこんにちは!
バイオシャークスタッフの石塚です。

焼きみかん・焼きバナナ・焼きりんごなど、果物を焼いて食べる習慣が昔からあったそうですが、皆さんはご存知でしたか?
私は調べるまで知りませんでした。
バナナやりんごはお菓子を作るときに使う事が多いのでイメージしやすいですが、焼みかんはなかなかイメージが掴めません…

また、果物を焼くと、元々ある栄養価が失われたり、味が損なわれたりするのではないかと思っちゃいます…
しかし!一部の果物は焼くことで栄養価や味がアップするみたいなんです。
そこで本日は果物を焼くと栄養価や味がアップするものについて調べてみました!

腸内掃除のハイブリッド果物!!「焼きりんご」

りんごには水溶性食物繊維のペクチンが含まれており、体内の悪いものを取り込んで排出してくれます。
さらに水溶性食物繊維は腸内でオリゴ糖に変わって、ビフィズス菌のエサとなり、善玉菌をより活発にしてくれるのです!
また、有名な科学誌「ネイチャー」で発表された研究では、りんごの皮ありとなしでは抗酸化作用の差が約2倍も違うことが分かっています!

焼き果物

そんなりんごは100℃以上の加熱で甘味が増し、ペクチンが6~9倍にもなります
ちなみにペクチン含有量が一番多いのは「王林」、二番目に多いのは「レッドゴールド」、三番目に多いのは「ふじ」だそうです。

「医者いらず」のりんごは、ペクチンのお陰で成り立っているのかもしれません。
りんごを食べるときには、”加熱した皮ありりんご“を食べるのがベストですね。

甘味がグッっと増す!?「焼きバナナ」

バナナは食物繊維が多く、栄養価も高いことでよく知られていますが、焼くことでさらに甘味が増し、栄養価もアップする焼きバナナへと変わります。

焼き果物

思い出してみてください。
加熱していない時の味よりも加熱されたバナナの味の方が甘いと感じたことはありませんでしたか?

実はバナナは焼くことでオリゴ糖が増加し、甘味も増すのです!
さらにペクチンも含まれているので、腸内のお掃除もしてくれます。
ちなみにバナナのカロリーは1本あたり86kcalでダイエットにも良いですね。

ダイエットに最適!?「焼きトマト」

焼きトマトは某番組で放送されて流行りましたね~!
トマトはリコピンが豊富で抗酸化力に優れている為、美肌やダイエットに興味がある方は多く摂られているかと思いますが、実は焼くことでリコピンの吸収率が生のときよりも3倍高まります

焼き果物

なぜかというと、リコピンは食物繊維に守られていて、生トマトをただ食べるだけだと、リコピンの摂取量が少ないままなので、焼くことでトマトの細胞が壊れるからなのです。
また、加熱処理することで冷え性の人も体が冷えにくくなります。

漢方の力で代謝アップ!!「焼きみかん」

みかんはあまり「焼く」ことに関してイメージないと思いますが、実は、みかんは焼く事によって糖度がアップし、栄養成分の吸収率がとても高まるので良いことばかりです。

焼き果物

みかんの皮は漢方薬でも「陳皮(チンピ)」として知られていますね。
その皮も焼くことによって食べやすくなります。
もし皮を食べることに抵抗があったとしても、中身に浸透してるので、確りと成分を摂ることが出来ますね!

ちなみにみかんに含まれるビタミンCは、熱に弱いと言われますが、皮ごと焼くため、ビタミンCが失われにくいのもポイントです。

今回は果物の「焼き」シリーズをご紹介させていただきましたが、新しい発見はあったでしょうか?
水分が多い果物は体を冷やしてしまいます。
これからさらに寒くなり、体調を崩したり、冷え性になったりしそうですが、そんな時こそ焼き果物を食べて栄養を摂り、体調を整えていきたいですね。

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